阪神百貨店「食祭テラス」のプレゼンターにどっこいしょニッポンが参戦!「牧場北海道」11/…
No.360
つながる
2017年2月18日(土)、千葉県いすみ市の「高秀牧場」にて、子どもたちを対象に開催された「どきどきモーモースクール」。子どもたちは、最初こそおそるおそる牛と接していましたが、なでたり乳をしぼったりしてふれあうなかで、だんだんと打ち解けてきたようでした。< 前編 >に引き続き、昼休憩を挟んで、午後も牛たちと一緒に楽しい時間を過ごした姿をレポートします。
午前の酪農体験を終了した後は、ランチタイム!
ピザ生地が配られ、クリームソースかトマトソースを選んで塗り込み、自身の好きな具材をトッピング。ピザ生地には色とりどりの野菜が載せられ、順次ピザ釜で焼かれます。高秀牧場で採れた牛乳も配られ、青空の下で仲良くランチを楽しみました。
しばらく遊んで休憩した後は、牧場のミルクジェラートでおやつタイム。牛乳の濃厚な甘みに、子どもたちは大満足の様子。
午後の部がスタートすると、1年生たちは酪農家の須藤健太さんに引率されて、牛舎の奥までやってきました。そこには1頭のかわいい子牛がいます。「じゃあみんな、これから子牛のスケッチ大会を始めるよ。よーく観察してね」と須藤さんに説明され、それぞれ紙とペンが配られました。
須藤さんの合図で、子どもたちはいっせいにスケッチをはじめました。さっきまで響いていたはしゃぎ声はどこへ、子牛に熱い視線を送って観察。「上手に描けてるね!」という須藤さんの声も弾みます。スケッチは一枚では飽き足らず、何枚も描く子が続出。1時間ほどスケッチした後、発表会も行われ、「牛さんと仲良くなれた気がする」「描いた絵に、牛さんへお手紙を書いたよ」と、描きあげた達成感に満ちた声が聞こえてきました。
最後に、参加した子どもたち全員が牛舎へ集まり、ミルクを機械で搾乳する作業風景を見学。手でしぼると雌牛の乳が張って、体に負担がかかるため、朝晩2回、機械でしぼることが説明されました。
デモンストレーションの搾乳で6〜8リットルが採れ、「しぼりたてのミルクは牛の体温の38℃くらいで温かい」ということも、容器を実際に触って体験しました。
その後牛舎から牧草地へ移動し、閉会の挨拶。代表の子どもたちが「子牛にミルクをあげられてよかった」「牛の家に初めて入って楽しかった」「自分があげた草を、牛さんが食べてくれてうれしかった」と感想を述べるシーンもあり、来た時よりも牛を身近に感じていることが見て取れました。
参加者全員で記念撮影をし、名残おしさもありながら、解散。いい笑顔の写真が撮れました。