父と息子の二代経営で、目指すは3,000頭飼育のギガファーム | どっこいしょニッポン

父と息子の二代経営で、目指すは3,000頭飼育のギガファーム

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丸山純さんは、朝霧メイプルファーム経営の三代目にあたります。

初代は祖父の代で、約70年前に長野からこの地に移住、雌牛1頭からのスタートでした。

朝霧メイプルファームの軌跡

朝霧メイプルファームの軌跡をスライドで見せていただきました。

創業当時の朝霧メイプルファーム

創業当時、お祖父さんの代の牧場の様子

 

その跡を継いだのが父の富男さんで、初代が30頭にまで増やした牛をまず100頭へ増やす野心を抱いたといいます。さらに5〜10年のスパンで3倍ずつ頭数を増やしていき、2006年に法人化。現在は約450頭を抱えるメガファームへと成長させました。

 

牧場のさらなる発展に向けて、忌憚のない意見をぶつけ合う。

朝霧メイプルファーム丸山純さん

三代目の純さんは8年前に経営陣に入り、次世代型の酪農経営システムの構築を目指して、日々マネージメント業に勤しんでいます。

 

純さんは、「親子経営といわれますが、役割分担ははっきりしていますね。父は投資や交渉事、機械設備投入の決断など、大きい枠組みを作るハード面を、僕は従業員を統率して現場をまとめるソフト面を担当しています。互いに遠慮がないので、言い争いになることも多いですね(笑)。でも何でも言い合えることが、厳しいチェック機能にもなっているのでしょうし、互いによくするために出す意見なので、健全な言い争いといえるのかもしれません。それが親子経営のメリットなのかな」と語ります。

 

 

進取の気概を持って、新しい酪農モデルづくりに挑む

朝霧メイプルファーム丸山富男さん

二代目の富男さんは「現在、健康志向の高まりもあって、牛乳や乳製品の需要は伸びているのに、酪農家が減っていることもあって供給が足りていない状況にあります。酪農は斜陽産業なんかではなく、実のところ今がビジネスチャンスなんです。私達は今、3,000頭飼育のギガファーム牧場への規模拡大に向けて、準備を進めています。私の役割として、投資や交渉事、機械の導入など得意分野を生かして、基盤をしっかり作っていきたい。牧場の規模が大きくなるほど、従業員を増やす余裕ができ、超過労働することなく企業的な働き方ができるはずです。だから息子には大学で経済学経営学を学んできたことを生かして盤石な組織・経営体制を整え、首尾よく後継していってほしいですね。ギガファームにするという大きな目標に向かって、皆でこれからの課題を乗り切っていきたい」と添えました。

朝霧メイプルファーム全景

実は3,000頭飼育の目標を打ち出したのは、富男さんから。

純さんは「“苦労するのはわかっている、現状維持を続けることが望ましいのでは”と考える自分もいたけれど、コンフォートゾーンにいては成長はない」と決意を新たにし、同意したといいます。

 

「今後数年かけてギガファームを成功させれば、新しい酪農モデルを提案することにもなり、衰退産業からの脱却という社会的貢献を果たせると感じています」

 

エンジン役の富男さん、ハンドリング役の純さん、それぞれが両輪を担い、日本一の牧場を目指して今後の発展への意欲を燃やしています。

朝霧メイプルファーム親子

 

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