養豚場の奥さんが作る絶品の焼豚の秘密に迫る! | どっこいしょニッポン

養豚場の奥さんが作る絶品の焼豚の秘密に迫る!

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板野養豚が手がける「板野さんちのこだわり焼豚」の美味しさといえば、まずは噛み締めるほどに広がる、肉本来の甘く上品な味わいだろう。

「板野さんちのこだわり焼豚」の看板

直売所でその日焼き上げられたばかりを切り分けてもらうと

表面から炭の香ばしさも感じられ、中はレアチャーシューを思わせるしっとり感。

噛むとじゅわんと肉の優しい旨味と甘味が広がり、絡まる醤油ベースの甘辛いタレでさらに素材の味に深みをプラス。

後を引く微かなニンニクの風味もたまらない。思わず唸った。

「それはロースね。通に人気のバラもどうぞ!」

と奥さんに元気よく渡されたバラ肉の焼豚をほおばる。

 

焼豚は部位ごとに選べる。養豚農家らしさを実感

板野さんの手作りする焼豚

板野さんの手作りする焼豚は、ロースやバラ以外に、モモ、腕、肩ロースの部位が選べるのも面白い。

それぞれに味に特徴があるので食べ比べも楽しいだろう。

板野さんちのこだわり焼豚を切る

バラは、赤身と脂身の2つの味と食感が同時に楽しめ得をした気分。

赤身はロースより味わいが濃く、舌に濃厚でほんのり甘い脂も絶妙。

温めれば、脂がトロけてもっと美味しくなりそうだ。

白飯やビールが恋しくなる。ラーメンやチャーハンでもいいかも。

 

「アツアツの焼豚丼がイチ押しですよ」との奥さんの明るい声に、その通りと何度もうなづいた。

自家製のちょっと甘めのタレがまた旨いのである。

タレだけで白飯がいけちゃいそうなのだ。

 

美味しいと評判の自家製ダレの原点は、失敗したこと!?

板野さんちのこだわり焼豚を作った坂野さん

聞いてみれば、自家製ダレは漬け用と別沿え掛け用に2種類を作っているが、素材はいたってシンプル。

漬け用は、醤油、砂糖、みりん、ニンニク、ショウガ、オレンジの皮、リンゴ、掛け用は、醤油、砂糖、みりん、ハチミツのみ。

 

もっと秘密があるのではないかとお母さんに目を向けると、

「実はね……ある日、漬けダレを火にかけていることを忘れてうっかり煮詰め過ぎてしまったのよ。もったいないので漬け込んだら今の焼豚の味になりました。濃縮具合がポイントね」とにっこり。

 

豚肉はそのタレに、約7日かけて漬け込む。

味が芯まで入ると美味しくなくなるそうで、外側が黒く、中は薄くグラデーションになるくらいの3~4割染みるぐらいが良いそうだ。

 

タレは追い足しはせず、そのつど調合。たしかに、この焼豚は、フレッシュさが身上だろう。

昼に炭火で焼いたというできたては、格別の味わいだった。

直売所まで買いにくるのも納得だ。

 

「2回、3回と来てくれるお客さんもいてうれしい」とご夫婦は微笑む。

板野養豚の坂野さんご夫妻

焼豚以外にも、塊からスライスし立ての新鮮な生肉を部位ごとに販売。

予約をすれば、ワインに漬け込み味を付け炭火で焼いたオレガノ風味のハーブタも用意してくれるという。

 

直売店まで行けない人も、「はっぱや神戸」(神戸市北区)、「そごう神戸店」(神戸市中央区)

などの契約店舗や、通信販売で購入できる。

 

余談だが、たんば産ポークの豚のイラストは奥さんがデザイン。

ほのぼのと温かい気持ちにさせてくれるのもいい。

たんば産ポークの豚のイラスト

美味しそうな板野さんちのこだわり焼豚

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板野養豚 直売所

http://www.yakibuta-itano.com

  • 営業時間:13時ごろ~18時ごろ
  • TEL:0795-76-0651
  • 定休日:木曜(木曜以外も不在の場合があるので、電話で確認のうえ来店を)
  • アクセス:中国自動車道「滝野社」IC 車で40分

この記事を書いた人児島奈美

フリーライター 神戸を拠点に、スポット紹介、人物インタビュー、旅ルポを中心に執筆・撮影。根っからの現場好き&食いしん坊で、関西はもちろん海外へも取材で足を伸ばす。プライベートを含めて訪ねた海外は約40か国と、現地でリアルを見て食べて培った感性が自慢。

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