【実食ルポ】ブランド牛「さつま福永牛」。旨みと香りが凝縮された熟成肉を味わう

“牛の道”を追求してたどり着いた、直営レストラン「Gyudo!」

「Gyudo!」は、鹿児島最大の繁華街・天文館の一角、メイン通りから外れた静かな場所にあります。黒を基調としたおしゃれな雰囲気のお店です。

「Gyudo!」という店名の由来は、“牛の道”から。

牛に関わる一本の道を、ひたすら地道に歩いてきた福永畜産の思いが込められています。

お店の前では、かわいらしい子牛のオブジェが出迎えてくれます。

店内は、スタイリッシュながらもカジュアルで落ち着く雰囲気。剥き出しの無骨な天井に、床やテーブルの木材がぬくもりを添えています。

テーブル同士の距離がほどよく離れているので、リラックスして過ごせます。

壁には、全国枝肉共励会で名誉賞（最高賞）を受賞した盾が。お肉への期待が高まります。

ランチタイムのおすすめは、特選焼肉ランチ1,980円！　

ランチタイムのおすすめは、特選焼肉ランチ1,980円。

希少部位5種類のさつま福永牛熟成肉の盛り合わせに、ごはん、サラダ、スープ、デザートが付いたセットです。

この豪華さで1,980円は驚き。

福永畜産は、自社牧場で牛を育て、加工から熟成まで行う一貫体制。だからこそ、「Gyudo!」は、質の高いおいしいお肉を産地価格で提供できるとのこと。

鉄板の上に乗せると、どんどん脂がしたたり落ち、ナッツのような香ばしい香りがあたりに漂います。

サシの脂は甘く、口の中でじゅわーっととろけて旨味が広がります。

赤身といえば「噛み応えのあるお肉」を想像する人も多いかと思いますが、熟成肉は「口の中でやわらかくほどけるようなお肉」です。甘い脂は後味がさっぱりしていて、いくらでも食べられそうな上品さ。

部位によって違う味わいが楽しめるのも、こちらのランチセットの魅力。

こちらのカイノミは、バラの中でもヒレに近い位置にある肉。赤身と霜降りのバランスよく、焼肉にすると特においしいと評判です。

お肉のタレは、岩塩・わさび・タレの3種類が用意されています。

お店の方によると、「まずは岩塩で肉そのものの旨味を味わってから、タレやわさびなどで味に変化をつけるのがおすすめ」とのこと。タレはお店秘伝のレシピで、寸胴鍋で煮こんで作った鹿児島らしい甘い味。ごはんが進みます。

なお、ランチタイムにはハンバーグも人気。こちらはさつま福永牛の熟成ハンバーグ オニオンソース。

美味しさの秘密は、一貫体制による丁寧な肉づくりにあり！

「Gyudo!」で提供されているお肉は、きめがとても細かく、サシがきれいに入っています。

この理由は、大豆やトウモロコシを窯で炊いた“炊き餌”を食べて育っているから。

さらに、徹底した温度・湿度管理の元、約40日間肉を寝かせることで、余計な水分が抜けて肉の旨みがぎゅっと凝縮された熟成肉に仕上がります。

熟成させると、肉の表面は黒く変色しますが、その表面を削ぎ落とすと、中から顔を出した赤く艶やかなお肉が顔を出します。この、いわば“牛のおいしさが凝縮された部分”だけが、「熟成肉」としてお客様に提供されているのです。

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ワインもいっしょに！熟成肉との豊かなハーモニーを楽しんで

「Gyudo!」では、ワインリストにも力を入れているとのこと。

「熟成肉はワインと一緒にいただくことで、より味わい深く感じられます。それを楽しみにワイン好きのお客様が訪れてくださることも多いです」とのこと。

お客様にもっと楽しんでもらいたくて、飲みたいワインのリクエストがあれば、近隣の酒屋から取り寄せもしてくれるそう。

「お客様から『こんなお肉食べたことない！』と初めての食体験をしていただけるようなお店作りを、これからも取り組んでいきたいと思っています」

丁寧に手をかけてつくられたブランド黒毛和牛「さつま福永牛」の熟成肉、ぜひワインと一緒に味わってみてください。

Gyudo!

• 営業時間:ランチ11:30～14:30 （L.O.14:00）、ディナー　17:30～24:00 （L.O.23:00）
• TEL:099-223-2044
• 定休日:不定休
• アクセス:鹿児島県鹿児島市東千石町12－13 村山ビル1F