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こだわり抜いて再現した“昔の味”、地元民に愛される「いわき地養卵」

  • #六次化

この記事の登場人物

大柿 純一
有限会社 オオガキ

この記事の登場人物

大柿 陽介
有限会社 オオガキ
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卵は、スーパーで手軽に購入できるもの。しかし、「時間をかけて出向いてでも購入したい」というファンが絶えないブランド卵があります。

それが「いわき地養卵」。

この卵について、福島県いわき市で養鶏場を営む、有限会社オオガキの大柿純一さんと息子の陽介さんにお話を伺いました。

昔の卵をよみがえらせた「いわき地養卵」とは?

福島県いわき市にあるJR泉駅から徒歩10分、印象的な卵型の建物が目を引く「たまごの郷」は、毎日多くの人々でにぎわっています。ここでは、いわき地養卵やいわき地養卵を使ったスイーツが販売されているのです。

たまごの郷を訪れる人の多くの目当てはいわき地養卵で、売り切れで購入できない日もあるほどの人気ぶりとか。それにしても、いわき地養卵はなぜここまで人気を集めているのでしょうか?

「“昔の味と風味がよみがえった卵”というのをコンセプトにしています。今は卵の養分などの機能性をうたう鶏卵が多いのですが……。コクがあって濃厚な昔の卵を生み出すべく、鶏の飼育方法などにこだわっています。」と大柿さん。

いわき地養卵を育むために、こだわりの飼育方法

たまごの郷から車で15分ほどのいわき市小名浜にある養鶏場では、2万4千羽の鶏たちが飼育されています。昔の卵の味をよみがえらせるため、エサには、木酢精製液・海藻・ヨモギ粉末・桑の葉などを配合した地養素や天然ミネラル、パプリカなどを与えているとのこと。

またオオガキでは、飼育する鶏は卵を産み始めてから1年数カ月までの若鶏に限定しています。通常は2年ほどで入れ替える養鶏場が多い中、オオガキが短いスパンで入れ替える理由は、殻が厚く質の高い卵を産んでくれることにあるそうです。

▲コクがあって濃厚な卵を作るために、鶏を飼育する環境にもこだわるオオガキの養鶏場。

「鶏1羽あたりのスペースを広く取り、ケージ内を自由に移動させられるようにしました。また、鶏舎の中に止まり木やネストを作り、鶏がストレスなく過ごせるよう工夫をしています」

と、陽介さんは言います。

▲鶏舎のクーリングシステム

施設にはこのほかにもこだわりポイントがたくさん。
おいしい水を与えるために軟水化したり、夏場の暑いときにはクーリングシステムを作動させて霧で冷やしたり、健康な鶏を飼育するために最新の設備を取り入れています。
コストは従来の設備の倍以上かかっているとのこと。これも、いわき地養卵のブランドを大切にしたいという気持ちの表れなのでしょう。

いわき市民に愛されるいわき地養卵

養鶏場でとれた卵は、その日のうちにたまごの郷へ運ばれます。

開店する1時間前くらいには、卵を買うためにお客さんが20~30人並んでいるほどの人気ぶり。車で30分くらいかけて卵を購入しにくるお客さんもいるほどです。いわき地養卵は、それほどたくさんの地元の方に愛されているのです。

「1日に200個ほどしか取れない人気商品の「ジャンボ卵」は、朝早くに売り切れてしまいます。朝が一番忙しいので、午前中の私の仕事は駐車場の誘導や入場整理ですね。朝の2時間で1日の売り上げの半分くらいになるんですよ。」と大柿さん。

いわき地養卵を食べたお客さんからは、「今まで食べた卵の中で一番おいしい」「いわき地養卵を食べたら、スーパーの卵が食べられなくなった」などの感想が届いています。

卵のおいしさに感動した地元の方たちが、ギフトとして遠方の人に贈ることも多いとのこと。プレゼント用として、数十個まとめて購入する人もいるとか。そんな需要をうけて、たまごの郷では化粧箱に入れたり卵とお菓子をセットにしたりするギフト商品も販売しています。

「スーパーで手軽に卵が買える中で、わざわざ時間をかけていわき地養卵を買いに来てくれるのは、本当にうれしいですね。これからもいわき地養卵のおいしさをたくさんの人に知ってもらうために、こだわりを持って鶏を飼育していきたいと思います」

と、大柿さんは笑顔で話していらっしゃいました。

たまごの郷(有限会社オオガキ

http://www.tamagonosato.com/shop 

  • 営業時間:9:30~17:30
  • TEL:0246-84-9430
  • 定休日:毎週水曜日(祝日営業)
  • アクセス:福島県いわき市泉町滝尻字南坪27-1

[有限会社オオガキ・いわき事務所]

住所:福島県いわき市泉町滝尻字南坪30-1
TEL : 0246-84-9152

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