畜産が好きな仲間たちと出会い、これからの畜産について考える。「畜産に生きる会議2026」レポート・ダイジェスト
全国から畜産関係者が集う畜産フェス「畜産に生きる会議2026」を2026年8月24日に東京で開催。20のプログラムで“みんなが当事者”として畜産の未来を考えた1日をダイジェストでお届けします。
もくじ
畜産に関心のある高校生・大学生、生産者、関連企業・団体、飲食店、学校関係者など、熱い思いを持つ畜産関係者が全国から集う畜産フェス「畜産に生きる会議2026」を2026年8月24日、東京・御茶ノ水トライエッジカンファレンスで開催しました。本記事ではイベントのダイジェスト版としてお届けします。
昨年に続き、2年目の開催となる今年は、会場を4つの部屋に分け、「聴く」「学ぶ」「つながる」「知る・広げる」といったそれぞれの角度からの20個のプログラムを実施。“みんなが当事者”をテーマに、畜産のワクワクする未来を考える1日を過ごしました。
プロの話から見えてきた、畜産にどう生きるか

カンファレンスルームのお話は、畜産業界におけるこれからの時代の働き方や意識の向け方のヒントが溢れていました。中でも、生産者の方々の対談では、消費者の「おいしい」までを生産のゴールとして、それぞれに仕掛けてきた独自のアプローチの過程をお聞きすることができました。共通していたのは、皆さんの起点が、これまでの業界の当たり前に疑問を抱き、自らの正解を探し求めてこられたこと。

久慈ファーム(養豚)の久慈剛志さんの「22年前、当時誰もしていなかった独自のブランド立ち上げるという話には、周りの全員に反対されました。でもみんなが反対するなら、逆に成功できると思ったんです」といった言葉が印象的で、自らが感じた違和感を流してしまわないことの大切さを教わりました。
やりがいを手に入れる、これからの時代の働き方

畜産の現場で働くことは、決して楽な仕事ではありませんが、日々命と向き合いながらチームで同じゴールを目指していく中で、大きなやりがいを感じることのできる仕事でもあります。そのためには、きちんと自分に合った就職先を自分の手で見つけ出すことも必要。多くの生産者の方からは「行動することが大切。インターンなどを利用して、いろんな農場を自分の目で見て体験してみてほしい」というアドバイスをいただきました。

また、スタディルームで行った自己探求プログラムでは、自分自身を見つめ、自分の強みや弱みを知ることで、進路を考えるひとつのヒントを得ていただけたのではないでしょうか。
学生とプロの熱意が刺激し合って高め合う

畜産に生きる会議の面白さは、プロから学生へ、学生からプロへ、相互的にその視点や経験値を交換し合うところにもあります。「学生プレゼン大会」では、 4 校の高校生たちが、日頃の研究や活動を発表。それらの研究が、現場にとってどんな意味があることなのかをフィードバックする生産者の方々のコメントも熱が入り、お互いに刺激を受け合う光景が見られました。

生産現場以外にも、畜産に携わる仕事はたくさん

ミライカフェでは、動物医薬品メーカーとして畜産業界を支える日本全薬工業(ゼノアック)のほか、酪農、肉用牛、養鶏、養豚の牧場・企業、農業施設や機械のメーカーなど、畜産業界を支える企業・団体の方々にお仕事をご紹介いただきました。我々がこのイベントを企画する背景には、さまざまなきっかけで畜産の世界に興味を持っていただいた学生の皆さんに、進路は生産現場以外にもさまざまな選択肢があることを知ってもらいたいという思いがあります。畜産に携わる仕事は、思う以上にたくさんあります。
開催後のアンケートでは、参加者の高校生から「畜産は本当に色々な人、色々な仕事が関わって成り立っているんだということを肌で感じることができ、畜産の世界が『人から聞いた話』から『自分自身で体感したリアルな世界』に変わりました」といった声をいただきました。
これからの人生を支え合っていける仲間との出会い

そして、今年大幅に増やしたのが、交流の機会。コミュニケーションルームでのプログラムでは、生産者と直接話せる時間や畜産を学ぶ大学生に研究室の話や学校生活の話を聞ける時間、そして参加者がそれぞれに自分の夢を語り、秘めた思いや不安な気持ちを発表して共有する時間を設けました。

高校生も大学生も大人も、畜産を支えたいという思いを持つ参加者同士が互いに声をかけあって、輪が広がっていく光景は、今年のテーマでもある“みんなが当事者”そのもの。皆さんの熱い気持ちが、かけがえのないイベントに育ててくださっているのを感じました。



たくさんのご参加、ありがとうございました。
来年も開催できるように進めてまいります。その時は、またお会いしましょう。
この記事はダイジェスト版のイベントレポートです。個々のプログラムは以下からご覧いただけます。
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