特集 たまごソムリエ 友加里の「NO EGG,NO LIFE !!」 

全国津々浦々！こんなにあった日本のたまご料理！

全国には、たまごを使った料理がたくさん。例えば、こんな料理があります。

・青森県「貝焼き味噌」

 貝焼き味噌は、青森県津軽地方の郷土料理。帆立貝の貝殻を鍋の代わりにし、たまごや帆立、ネギ、などを味噌で味付けします。お酒の肴にぴったりの一品。

・愛知県名古屋市「鉄板イタリアン」 

イタリアンは、名古屋をはじめ愛知県や岐阜県などで親しまれている料理。熱々の鉄板に溶きたまごを流し、ナポリタンスパゲッティを乗せ、たまごと麺を絡めながら食べます。

・兵庫県「明石焼き」

明石焼きは、兵庫県でおなじみの「粉もん」グルメ。たまごをたっぷり使って作ったふわふわの明石焼きを出汁につけて食べます。

・宮崎県日南市「飫肥名物厚焼き卵」

宮崎県日南市の城下町・飫肥で、「厚焼き玉子」といえば、こちら。たまごに白砂糖やみりん、塩を加えて型に流し、焼き上げています。プルンとした食感とほんのり甘い味わいは、まるで和風プリン。

・沖縄県「スパムたまご」

沖縄のたまご料理といえば、こちらのスパム＆たまご。スパムのしょっぱさとコクは、まろやかなたまごによく合います。おにぎりにして食べるのも、沖縄の家庭では一般的です。

さすがたまごの消費量世界第3位の日本！北から南まで、さまざまなたまご料理があるんです。こんなにいろいろな料理に活用できるたまごって素晴らしい食材だなと、あらためて感心してしまいます。

友加里がつくる！日本のたまご料理アレンジレシピ

ご当地の郷土料理は現地に行って食べるのが一番ですが、おうちで再現することも可能！

今回は、金沢県名物「べろべろ」と静岡県袋井市名物「たまごふわふわ」のレシピをご紹介します。どちらも簡単なのに見た目が豪華！

■石川県「べろべろ」　

 こちらが、金沢県名物「べろべろ」。寒天にたまごを散らして冷やし固めた一品です。金沢県ではお正月やお祭り、お祝いの席に欠かせない料理だそう。今回は、和風出汁とお醤油、砂糖で味付けし、オーソドックスな金沢の味を再現してみました。
 

【材料】 

・たまご 2個
・水 500ml
・顆粒和風だし 小さじ2
・薄口しょうゆ 小さじ2
・砂糖 小さじ1 ・
・すりおろし生姜 小さじ1/2

【作り方】

 ①たまご以外の材料を入れて、火にかける。

②煮立ったら、たまごを細く流し込む。

③たまごが固まったら容器に移し、冷蔵庫で固めて完成。

【友加里のワンポイントアドバイス】

ザルを使ってたまごを流し込むと、細く卵を固めることができます。ザルを動かしながら流し込みましょう。

工程はわずか３つ！とっても簡単なのに見た目がきれいなので、おもてなしにも最適です。寒天のつるんとした喉越しと上品な味わいは、子どもからお年寄りまで皆に喜ばれそうですね。

■静岡県袋井市　「たまごふわふわ」　 

こちらは、静岡県袋井市名物「たまごふわふわ」。江戸時代、東海道の袋井宿大田本陣で朝食として出されていたという伝統的な料理です。お口に入れるとふんわり溶けていくお出汁の香るたまごは、茶碗蒸しでもない、スフレでもない初体験の味わい。パッと見ただけでは、たまご料理だとはわからないかも！？

【材料】 

・たまご 1個
・水　200ml
・顆粒和風だし 大さじ1
・薄口しょうゆ 小さじ1
・みりん　小さじ1
・塩 ひとつまみ
・コショウ　少々
・三つ葉　1枚

【作り方】 

①鍋に水、顆粒和風だし、薄口しょうゆ、みりん、コショウを入れて火にかける。

②たまごを白身と黄身に分ける。

③白身に、塩を加えて、泡立てる。

④泡立ったら、黄身を溶いて加え合わせる。

⑤煮立った鍋に、④を流し込み、蓋をして蒸す。

⑥たまごが盛り上がってきたら、蓋をあけて完成。

【友加里のワンポイントアドバイス】

たまごの白身と黄身を分けるときには、ペットボトルを使うと簡単！ペットボトルの空気を抜いて、そっと黄身に当てて手を離すと、黄身だけペットボトルの中に入ります。また、白身を泡立てる際には、塩を加えると泡立ちやすくなります。

たまごの濃厚な旨味と出汁の香りが口の中でふわーっととろける、たまごふわふわ。いつもとは一味ちがう卵料理を作りたいときにぜひおすすめです。

各地の郷土料理をおうちで手軽に♪ 

いかがでしたか。今回ご紹介した料理は、ほんの一部。全国にはもっともっとたくさんのたまご料理があるんです！わたしも、もっといろいろな料理に挑戦してみたいです！ぜひみなさんもおうちで作ってみてくださいね！