文化祭の出店には2時間待ちの行列!? 地元住民に愛される、相原ブランド
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高校図書館から発信するフリーマガジン「ch FILES」と「どっこいしょニッポン」のコラボ企画、今月は創立97年目の歴史と伝統を誇る、神奈川県立相原高等学校の畜産部にお邪魔して来ました!
もくじ
地元住民からも愛される、絶品の“相原ブランド”

相原高校は、農業科(畜産科学科・食品科学科・環境緑地科)と商業科(総合ビジネス科)を合わせ持つ、今年で開校97年目を迎える歴史ある専門高校。今年4月にリニア建設と再開発のため校舎が移転しましたが、橋本駅前に校舎があった時は、飼育している乳牛から搾った「相原牛乳」や卵、野菜などを校内で販売する「畜産フェア」を開いていました。(近々、新校舎での畜産フェアも復活する予定とのこと)

迷いそうなほど広々とした学校の敷地内には牛舎・豚舎・鶏舎・堆肥舎に馬小屋やミニ動物園まであり、畜産部は畜産科学科に所属するメンバーを中心に、約50名の部員で活動しています。担当動物によって「牛プロジェクト」「豚プロジェクト」「鶏プロジェクト」に分かれ、各担当の世話を朝夕行っています。

取材に訪れた日、偶然にも母牛の分娩がありました。夏休みでしたが動物の世話に来ていた部員たちが分娩に立ち会い、生まれたばかりの子牛のお世話をしていきます。驚いたのは、部員たちの手際の良いこと。そして、その一連の作業に、ほとんど先生が口を出していないこと。3年の先輩たちが丁寧に指示を出し、後輩たちがそれを聞いて生き生きと動いているのです。まるで一軍の運動部の練習を見るようでした。

部員たちに「相原高校に入った理由」を聞くと、やはりそれぞれに思いがありました。全員が非農家で育ちながらも、動物が好きで、先輩たちの姿に憧れて選んだ道。中にはTV「天才!志村どうぶつ園」で取り上げられているのを見て、小学生の頃から入学を決めていたというメンバーも。そして、自分たちが大切に育てた動物のお肉や牛乳を出荷することで、消費者の声を聞くことができるのも、大きな喜びのひとつのようでした。
日々の実習で培われる、たしかな現場力

1.母牛の分娩に立ち会う部員たち
取材日が母牛の分娩に重なりました。母牛が体を舐めた後、トレイに乗せて運んで体重をはかり、へその緒を消毒。その後濡れた体を羊水で拭いてあげます。



2.立ち上がった子牛はミルクをガブ飲み!
すぐに立ち上がろうと一生懸命な子牛。母牛から搾ったミルクをあげると、3リットルの容器が一気に空に!



3.相原高校のスゴさは最新技術の設備にも
乳牛の搾乳システムにも最新技術が取り入れられていて、それらを扱う部員たちの手際の良さには驚くばかり。



4.豚プロメンバー、横浜・都筑阪急で出張販売!
自分たちが育てた相原ポークを出張販売へ。かつ重や生姜焼重、肉の解体販売も行われ、豚1頭分が即日完売!




5.牛・豚・鶏プロそれぞれに気質が違う!?
贔屓目ってあるのだろうけど、特に豚プロメンバーの豚愛は強い気が…(笑)。豚プロは代々個性派らしい。



●11月の文化祭(相稜祭)には、和牛サイコロステーキの販売を予定! 毎年畜産学科3年クラスの出店には長い行列ができます。

●3年部長の塗井さんは高校卒業後、遺伝子研究の道へ。角田くんは北海道の農業大学校へ進学し、削蹄師を目指すそうです。

●「相原ポーク」で作ったオリジナルカレーも人気商品。パッケージデザインは商業科が手がけています。

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