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世界を目指す「日本たまごかけごはん研究所」とは?

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この記事の登場人物

上野 貴史
一般社団法人日本たまごかけごはん研究所

この記事の登場人物

友加里
たまごソムリエ
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こんにちは!たまごソムリエの友加里です。日本のソウルフードである「たまごかけごはん」。みなさんの、こだわりの食べ方はありますか?今回は、たまごかけごはんに魅せられて、「一般社団法人日本たまごかけごはん研究所」まで立ち上げた上野貴史さんを訪ねました。

上野さんプロフィール

イタリアン・フレンチを経て、女子栄養大学の学生食堂で12年。皇室をお迎えしてのイベントプロデュースをきっかけに【日本の食文化・歴史を世界と後世に伝える】天命と出会い、2018年6月、株式会社 八紘 設立。
栄養学・食育に特化したプロの料理人・プロデューサー・講師として、料理教室や富裕層向けケータリング、講演活動、コンサルティング、メディア出演など幅広く活躍中。

日本たまごかけごはん研究所とは?
設立までのストーリー

日本たまごかけごはん研究所の設立は2019年。日々、あらゆる料理を作り続けている上野さん。その中でも、最も形と食感を自由に変化させることができる「卵」が一番好きであると語る。そんなある日、仲間内に「たまごかけご飯の研究所」を作りたいという相談を持ちかけられたそうです。

 「皇室にお料理を提供するお仕事をした時から『日本のためになる仕事がしたい』という思いを秘めていました。そこで仲間に研究所の話をされ、「卵もお米もお醤油も日本のもの。これは日本の生産者さんの応援もできるのではないか?」と色んな思いが合致し、「日本たまごかけごはん研究所」を立ち上げることになりました!」

 「究極の卵と究極の醤油ってどれだろう?」「たまごかけごはん好きを集めて、どれが美味しいか実験したらおもしろそう!」「究極のたまごかけごはんが食べたい!!」などと仲間内と話しているうちに思いはどんどん加速してきました。たまごかけごはんって色んな所で、昔からポツポツ流行っているけど、落ち着いてまた盛り上がっての繰り返し。なのに、たまごかけごはんを検索しても、それをまとめているものがない。「じゃぁそれをまとめたものを作っちゃおうよ!」というところで一般社団法人を立ち上げました」

 「そんなストーリーがあったのですね!色々な思いが重なって、できた研究所ですね。たまごかけごはんって無限の可能性がありますよね。私もたまごかけごはん専用の醤油を集めたり、色んな卵を取り寄せてみたり、食べ方を変えてみたりと色々一人で研究しています!」

たまごかけごはんを世界に広める!?
日本たまごかけごはん研究所が目指すビジョンとは?

 「今後はどういった活動をされていくのですか?」

 「たまごかけごはんについて色々調べていくと、生で卵を食べることができるのは日本独自の文化だということに気づき、「それはなぜか?」というところで「衛生管理の技術や農家さんの努力がなし得ているもの」だとわかったんです。世界中どこにでも卵があって安価で存在しているが、日本のように「生食できる」その知識と技術がないから「生で卵が食べられない」。それを世界中どこでも食べることができるようになる活動をしていく予定です。」

 「そうですよね。卵って世界中どこにでもあるけれど、日本のように技術が優れている国はないと思います。本当に日本の卵は素晴らしいなって思います。私も、世界に日本のソウルフードであるたまごかけごはんを広めたい!とずっと胸に秘めています。他にも何か活動はされていく予定はあるのですか?」

 「はい!研究所では卵と醤油、お米の組み合わせの他にも食べ方やトッピングの研究、ご当地の食材をトッピングした「ご当地TKG」の研究をし、ご当地TKGマップの作成、全国にある「美味しいたまごかけごはんのお店」も、研究所推薦として今後ご紹介していく予定です。今は、農家さんとの直接の繋がりを一つ一つ大切に積み重ねていき、土台作りをしているところです!研究していくうちに消費者が求める卵はどんな卵なのか?というアンケートデータも取れてきたので、そういったことも今後は生産者さんへ提供していきたいなと思っています。売りやすい卵・、お客様が求めている卵、買う時にどんな質問が多いかなどのデータも蓄積されてきたので、そういったことも含めて、生産者さんのためになる活動をしていけたらいいなと思っています。」

 「生産者さんにとって、お客様の声はとても大切ですよね。ご当地マップや食べ方・組み合わせも気になるところです。最終的なビジョンも是非教えてください!」

 「そうですね。現在のお寿司のように、世界中どこでもたまごかけごはんがスタンダードになっている世界にするのが、最終ゴールであり、掲げているビジョンです。50年後には、生産者さんの輸出や技術面のサポートをし終わっているというイメージですね。」

 「素晴らしい!この活動をもっとたくさんの生産者さん、消費者さんに伝えていきたいですね!世界にたまごかけごはんを広めていけるように、一緒に頑張りましょう!」

一般社団法人日本たまごかけごはん研究所

一般社団法人日本たまごかけごはん研究所
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