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久慈ファーム

養豚 岩手県
  • #六次化
  • #大規模農場
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岩手県の最北に位置する二戸市で、オリジナルのブランド豚「折爪三元豚 佐助(佐助豚)」を生産する久慈ファーム。

従業員のユニフォームは、豚の毛並みを思わせる薄ピンクのシャツ。3代目社長の久慈 剛志さんは溢れる情熱と常識に捉われない発想力でさまざまな商品のブランド化に成功し、着実に事業を成長させていますが、「敏腕」という言葉から思い描くイメージとは裏腹に、豚舎や事務所には穏やかな雰囲気が漂い、女性も多く活躍しています。

“究極の豚肉”佐助豚を一貫生産で直接取引先に届ける

久慈ファームは今から70年以上前、二戸市、軽米町、九戸村にまたがる霊峰・折爪岳の大地に強い愛着を抱いた初代の佐助さんが豚の飼育を始めたのが原点。

その後、2代目の周平さんが養豚の規模を拡大するとともに、食味や、飼育・繁殖のしやすさを追求しました。

10品種以上の掛け合わせを試した結果、たどり着いたのがランドレースと大ヨークシャーから生まれたメスと、デュロックのオスを掛け合わせた品種。

社長の久慈 剛志さん

そして、餌には数万年の年月をかけて地中で植物や動物の死骸・排泄物などの有機物が変化してできた天然のフミン酸を配合することで、獣臭さがなく、脂身が口のなかで溶け出す“究極の豚肉”が完成しました。

祖父が種をまき、父の代で太い根を張った久慈ファーム。それを引き継いだ3代目の剛志さんは、“究極の豚肉”に「折爪三元豚 佐助」(通称 佐助豚)という名前をつけてブランド化。加工工場を新設することで飼育から加工、販売まで行う「一貫生産」を実現し、こだわりの肉を直接、飲食店をはじめとした取引先に届けています。

デジタルとアナログのいいとこ取りで、豚にも人にも快適な環境を実現

佐助豚は、徹底した品質管理も美味しい豚肉を安定供給する秘訣。

養豚専用の生産管理システムを使用し、種付け頭数や受胎率、分娩率など、さまざまな情報をデータ化。感覚に頼らず、数値に基づいた適切かつ効率的な管理を実現しています。

また、約5,000頭を飼育する豚舎では日々目まぐるしく状況が変わるため、従業員同士のこまめな情報交換も欠かせません。

事務所に入ると、目に入るのは大きなホワイトボード。中心には農場全体の図面が描かれ、個体の状況を把握できる詳細な項目も用意されています。

ホワイトボードは各担当者が日々更新し、毎日の全体ミーティングで情報が共有されます。

こうしたデジタルとアナログ、両面での徹底した飼育管理により、豚の健康状態を維持。その結果、ワクチン注射の回数を最小限に抑え、安心の品質を叶えています。

同時に、円滑なコミュニケーションやデータによるタイムリーな情報把握で、従業員にとっても働きやすい環境を整備。月に一度、管理獣医師の先生を招いて指導してもらうことで、常に最新の飼育ノウハウをキャッチアップしています。

組織力強化に使ったのは大谷翔平流の目標達成術

畜産の業界では、農場の規模が大きくなるほど「経営者の方針と現場の考えがズレている・正しく意思疎通ができていない」といったミスコミュニケーションが起こりがちです。

久慈ファームでは、そうした状況を防ぐために、短期的・長期的な目標を立てて、全体で共有しています。

そこで使用しているのが、地元岩手県が生み出した野球界の大スター、大谷翔平さんが目標達成に向けた計画を立てるうえで使っていた「マンダラチャート」と呼ばれるフレームワークです。

マンダラチャートに当てはめて考えることで、目標というゴールから逆算し、具体的なアクションプランを設定可能。

その内容を全員が常に意識することで、現場と経営がいつでも同じ方向を向き、高いモチベーションで仕事に取り組める環境を実現しています。

多くの女性が活躍中!クリーンな環境も自慢

久慈ファームでは、農場と加工工場、合わせて約30名の従業員が働いています。そして、そのうち半数が女性です。

女性に人気の秘密は、クリーンな労働環境。更衣室やトイレ、シャワーを完備し、それらは常に清潔に保たれています。

外国籍の方も多く働いて、未経験から入社し、豚の可愛さにハマる人も多いのだそう。入社希望者は半日の農場体験に参加し、仕事の流れや職場の雰囲気を確認できるので安心です。日々豚と向き合いながら、命の営みを感じることのできる、豊かな労働環境です。

// スタッフの声

小向さん 入社15年目

久慈ファームに入社して15年目になりますが、繁殖を担当しており ます。種付けをして子豚が生まれ、すくすくと育ち出荷まで行く過程で、自分の種付けが上手くいったことで仕事へのやりがいを感じます。豚にも性格があり好奇心旺盛な豚や臆病な豚もおり、毎日格闘しながら面白く作業させてもらっています。

岩澤さん 入社3年目

久慈ファーム農場に入社して3年になろうとしています。豚の飼育は初めてですが、覚えることが多く、本当に難しいです。基本の体調、体型管理、治療など良い状態を維持、継続できているのかが目に見えて表れます。自分なりの目標をたてて、達成感も感じられる、大変ですがとてもやりがいのある仕事だと思っています。

// 農場情報

名称

久慈ファーム

本社所在地

岩手県二戸市下斗米十文字50-12

採用情報

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