子どもたちに酪農の魅力を牧場で伝える「どきどきモーモースクール」をレポート(前編) | どっこいしょニッポン

子どもたちに酪農の魅力を牧場で伝える「どきどきモーモースクール」をレポート(前編)

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2017年2月18日(土)、千葉県いすみ市の高秀牧場にて、子どもたちを対象に「どきどきモーモースクール」が開催されました。

子どもたちに牧場体験を通して酪農に理解を深めてもらうことを目的としたイベントです。子どもたちは牛たちとふれあって、どんな表情を見せてくれるのでしょう? 楽しい1日牧場体験をレポートします。

 
 

「どきどきモーモースクール」に密着!モーモースクールの先生たち

「どきどきモーモースクール」は、40歳までの若手酪農家で結成する「関東クラブユース」主催のイベント。高秀牧場に小学生を招待して、酪農体験アクティビティーを楽しんでもらい、より酪農を身近に感じてもらうことを目的にしています。

今回は1年生から6年生まで、年齢に偏りなく子どもたちが参加していたため、主に低学年、中学年、高学年とグループを分けて、数種のアクティビティーをローテーションで回ることになりました。そこで取材陣は、きっと一番新鮮な気持ちでのぞむであろう1年生のグループに密着しました。

モーモースクール開会式
 
 

1年生チームの第一ミッションは、“牛に慣れること”!小さく温かな命と向き合います

モーモースクール子牛とのふれあい

ミニバスや自家用車で集まってきた子どもたちは、牧場に集合して遠足気分の楽しそうな様子。「どきどきモーモースクール」主催者からのご挨拶と、牛に接する際の注意が語られた後、早速アクティビティーがスタートしました。

高秀牧場の高橋さんと子どもたち

1年生たちは、高秀牧場の高橋温香さんに付き添われて、まず2頭の子牛が待つ牧草地へ。始まったのは、子牛とふれあう体験です。牛の肩の位置、手や脚のつくりなど体つきについて説明を受け、頭や背中をなでたり、長いまつ毛や下の歯しかはえない口などを観察したり。「初めてさわった!」「かわいい!」と、子どもたちは興奮気味です。

モーモースクール子牛とのふれあい体験

お次は、ふれあった子牛にミルクをあげる体験です。子牛は200ccのミルクを1日に8本も飲むことを教えられ、子どもたちは驚いた様子。順番に並んで、子どもたちがひとりずつ子牛にミルクをあげていきます。

子牛にミルクをあげる子どもたち
 
 

大きな体の牛がずらり!雌牛の乳しぼりにチャレンジ!モーモースクール乳搾り体験

牧草地を後にして、次に向かったのは牛舎。ここでは、乳しぼり体験を行います。教えてくれたのは、酪農家の石田洋一さん。

牛舎には大人の牛たちが行儀よく並んでいましたが、子どもたちはその圧倒的な大きさに少し緊張した面持ちです。そして、今回乳しぼりをさせてもらう雌牛のケー・ダミオンちゃんの前へ。ケーちゃんは2011年11月1日生まれの4歳。出産を2回経験していることを紹介された後、子どもたちは乳のしぼり方の説明を受けました。

乳搾り体験をする子どもたち

順番に並んだ子どもたちは、いよいよ乳しぼりを行うことに。まずはケーちゃんをなでて「よろしくね」と声をかけます。次に、小さな手で優しく雌牛の乳に触り、上手にミルクをしぼっていきます。「楽しかった」「いつも飲んでるミルクは冷たいけど、しぼったミルクはあたたかかった!」との感想が聞かれました。

牛の乳搾りをする子ども

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