6次産業にチャレンジ!なんじょう牧場が県産牛熟成ステーキを提供する理由 | どっこいしょニッポン

6次産業にチャレンジ!なんじょう牧場が県産牛熟成ステーキを提供する理由

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沖縄県本島の南部に位置する南城市で、約150頭の乳牛を飼育する株式会社なんじょう牧場(以下、なんじょう牧場)。 酪農という1次産業にとどまらず、定食屋やステーキハウスも経営するなど、積極的な事業展開をしています。6次産業化を推し進めた経緯や思いについて、なんじょう牧場社長の中村成則さんと副社長の池谷豪貴さんに伺いました。

「うまくやれば必ず儲かる」起業家の目線で感じた六次化の魅力

平成16年に就農した時点から、6次産業化を志していたという中村社長。中村さんの相談を受け、6次産業化を後押ししたのが池谷副社長でした。池谷さんはもともとジェラートショップの経営者。中村さんと出会うまで酪農の経験は全くなく、酪農業の経営に携わるのも初めてでした。池谷さんは起業家の視点で、酪農と6次産業化についてどう捉えていたのでしょうか。

池谷さん「社長から相談を受けてから、乳価や乳量、牛一頭の値段など、酪農における経費や売り上げを分析しました。その結果、計画的に経営すれば必ず成功する商売だと確信したんです。例えば、野菜は作っても全てが売れるわけではありませんが、牛乳は現在の日本で圧倒的に足りていない状況なので、絞ったら絞った分だけ全て売れる。これまでにいろいろなところで企業のコンサルティングをしてきましたが、酪農ほど確実に『儲かる』といえる仕事はなかったと思います。

しかし、池谷さんはこうも言います。

「安易な考えで6次産業化に手を出すと確実に失敗します。いくら生産者として原価が安く抑えられるからといって、素人が手を出して成功するほど飲食甘くないんです。酪農家が優先すべきことは『質の良い乳を絞ること』であり、酪農という仕事の『生産性を上げること』。6次産業は『儲けるため』ではなく『ロスを減らすため』にやるのが正しい考え方だと思います。

このような考えのもと、なんじょう牧場は慎重な戦略のもと、六次化へと足を踏み出したのでした。そのひとつが、那覇市にある「池谷牛肉店」への牛肉の提供です。

なんじょう牧場の牛肉が食べられる、池谷牛肉店

那覇市にある「池谷牛肉店」は、なんじょう牧場の直営店。なんじょう牧場で飼育した牛の肉を使用したメニューが提供されています。
こちらでは、乳搾りの役目を終えた乳牛の肉を自社で加工して使っているのだそう。これぞまさに「儲けを増やすのではなくロスを減らす」という、池谷さんが考える6次産業の本質。

それでは、ここからは牧場直営店ならではのお肉の美味しさをレポートいたします。

まずこちらが、熟成赤身肉ステーキ。柔らかく、噛むほどに止めどなく溢れ出す肉汁。レアでも臭みはなく、すっきりとした味わいです。これが200グラムで1,800円とは……。コストパフォマンスの良さに驚かされます。

お次は肉好きにはたまらない「牛焼肉定食(200グラム 1,000円)」。

しっかりとした味付けで、もちろんご飯との相性は抜群。

そしてもう一品人気なのが、なんじょう牧場で飼育された沖縄県産牛を100%使った大きなハンバーグ。

味もボリューム申し分ありません!

牛肉の美味しさを堪能したい方にはぴったりのラインナップ。味の良さはもちろん、コストパフォマンスの良さに、なんじょう牧場の中村社長と池谷副社長の六次化へのこだわりが反映されています。
なんじょう牧場のお肉が食べられる池谷牛肉店、那覇市にお立ち寄りの際にはぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

●池谷牛肉店
https://ikeya-beef.business.site/

住所:〒901-0153 沖縄県那覇市宇栄原3丁目33−8(ゆいレール赤嶺駅から徒歩7分)
電話番号:098-996-1135

 

▶なんじょう牧場のその他の記事はこちらから

株式会社 なんじょう牧場

http://www.nanjo.farm

  • 営業時間:ー
  • TEL:ー
  • 定休日:ー
  • アクセス:〒901-0616 沖縄県南城市玉城字前川1138番地

全頭数:150頭

この記事を書いた人下條信吾

長野県信州安曇野出身・東京立川市在住のフリーライター。カメラマン・ミュージシャン・作詞家など、多方面で活動中。 牧場の匂いを嗅ぐと、祖父が豚と鶏を育てていた頃の、幼い日の記憶が蘇ります。 http://www.karali.info/

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