6次産業にチャレンジ!なんじょう牧場が経産牛熟成ステーキを提供する理由
No.245
たべる
「雰囲気があっておいしい!楽しい!」と評判のお店が、栃木県のJR黒磯駅の近く、オシャレなカフェやショップが点在するエリアにあります。
2015年1月にオープンした「chus」(チャウス)です。
Chusは那須地域のおいしい食を集めたマルシェイベント「那須朝市」が原点。
回を重ねるごとに賑わいをみせている朝市ですが、もっと多くの人に那須の食を楽しんでもらいたい、いつも人が集まれる場を作ろうと、朝市の運営メンバーが立ち上げました。
「大きな那須の食卓」がコンセプトのchus は3つの要素で成り立っています。
地元産のこだわり食材を揃えた直売所、その食材を使った創作料理などが味わえるダイニング。そして今年7月、那須の旅の拠点になるゲストハウスが加わりました。
元は家具屋さんという大きな建物の店内に入ると、まずマルシェスペースが。かわいらしい緑色の軽トラックには、近隣の農家の方々が毎朝持ってくるという新鮮な野菜が並んでいます。
チーズやヨーグルトなど、酪農が盛んな那須ならではの商品が充実しているのも特徴。ほかにも那須の「いいもの」があれこれ揃っていて、見ているだけで楽しくなります。
「おいしいことはもちろんですが、生産者の顔が見えて、原材料や製造方法などがきちんとわかる、透明性のある商品をセレクトしています。」と、お話を伺った箭内さんはchusの姿勢を語ります。
直売所の一角には、この考えに適った全国各地のいいものもありました。
直売所の奥には印象的なダイニング空間が広がっています。
目を引くのはchusの象徴といえる大きなテーブル。このテーブルを囲んだら、初めて会った人同士でも自然に会話が弾みそう。
「温かみがあってオシャレ。接客もステキ」。
そんな居心地のいい空間でほかとは違う美味が楽しめるとあって、昼も夜のバータイムも賑わっています。
ダイニングで味わえるのは、地元那須産の食材を使った創作料理やドリンク、スイーツなど。チーズ通に評判が高い「今牧場」の絶品チーズも登場します!
チーズ盛り合わせに使われていたのは、良質のミルクの風味が味わえる牛乳製チーズの「みのり」と「しののめ」。そして「チーズ工房 那須の森」の濃厚チーズ「ブリー・ド・那須」。見るからにおいしそうで、ワインを飲みながら味わいたい!と思ってしまいました。
カフェメニューには、あの森林ノ牧場のソフトクリームもありました。
コクがあるのにサラッとした溶け感がたまらないと、一度口にしたらハマってしまう人が多いこのソフトクリーム。chusでも大人気のスイーツだそうです。
こんなchusは、オープン当初から地元の人はもちろん、県外や海外から那須を訪れる観光客にも注目されるスポットになっています。
「那須の魅力がたくさん集まるプラットホームにしたい。」
代表の宮本吾一さんは常々こう語っているとのこと。訪れるたび、いろいろな出会いが待っていそう!こんなワクワク感を感じさせる魅力たっぷりのお店でした。