ペットから産業動物までマルチに診療。磯動物病院を担う原田先生 | どっこいしょニッポン

ペットから産業動物までマルチに診療。磯動物病院を担う原田先生

No.136

はたらく

このページを印刷する

栃木県那須塩原市にある「磯動物病院」は、ペットから産業動物まで診療できる、日本でも数少ない病院です。磯日出夫医院長のもとで働く専門のスタッフの中で、若手のホープとして注目されているのが原田宗範先生。原田先生は大学卒業後、小動物専門の獣医師として働き、そこから産業動物に領域を広げたという異色の経歴を持ちます。

 

患者はクワガタから象まで!

牛舎の牛

平成3年に那須塩原駅から車で5分の場所に開院した磯動物病院。診療できる動物は、犬や猫といったペットはもちろんのこと、牛や馬、豚、鶏などの産業動物、エキゾチックアニマルや動物園の動物、学校で飼育されている動物や野生鳥獣に至るまで多種多様。なんと、クワガタや象もいるそうです。

牛に注射をする原田先生

磯動物病院がある那須塩原市は、農業産出額の70%を畜産が占めるほど畜産が盛んな土地。そのため、ここでは産業動物を診ることのできる獣医師はとても大切な存在です。原田先生は、小動物と産業動物の両方を担当し、動物たちの命を支えています。

牛の様子を見る原田先生

牛の診察をする原田先生

取材にお邪魔したのは那須塩原市内の牧場。この日は乳牛の診療をしていました。牛の肛門から腕を入れて、雌牛の卵巣を触って発情の状態を診たり、子宮を触って妊娠の状態を確認したりしています。

「私が磯動物病院で主に担当しているのは、産業動物の中でも牛。乳牛・肉牛どちらも診ています。もともと専門分野だった犬猫などの小動物は、今では癌や複雑な手術といった難しい治療のみを私が行なっています。」

 

ペットは“家族”、産業動物は“財産”

牛と向き合う原田先生

ペットと産業動物。同じ動物でも、診療の仕方の違いはもちろんのこと、動物たちと向き合うときの考え方もまったく違うと、原田先生は話します。

牛の診察をしている原田先生

「ペットは”愛玩動物”なので、飼い主さんと一緒に生活し、大切なときを共有する存在です。一方、産業動物は農家さんの経済を支える存在。同じ命でも、ペットの場合は“家族”を、産業動物の場合は“財産”を扱っているという感覚です。」

 

ペットと産業動物で向き合い方の違いを感じつつも、どちらも診療しようと独自の道に進んだ原田先生の根底に息づくのは、動物への深い愛情でした。

牛舎の牛と原田先生

 

磯動物病院のその他の記事はこちらから

 

磯動物病院

http://www.vc-iso.co.jp/

  • 営業時間:平日:9:00~12:00   16:00~19:00
  • TEL:0287-65-1138
  • 定休日:祝祭日
  • アクセス:〒329-3152 栃木県那須塩原市島方451‐14

この記事を書いた人下條信吾

長野県信州安曇野出身・東京立川市在住のフリーライター。カメラマン・ミュージシャン・作詞家など、多方面で活動中。 牧場の匂いを嗅ぐと、祖父が豚と鶏を育てていた頃の、幼い日の記憶が蘇ります。 http://www.karali.info/

この記事が気に入ったら
いいねしよう!

新着記事をfacebookでお届けします

関連記事