【牛男子①】宮城の肥育農業のホープは見た目も仕事ぶりもA5ランク!【仙台牛編】 | どっこいしょニッポン

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【牛男子①】宮城の肥育農業のホープは見た目も仕事ぶりもA5ランク!【仙台牛編】

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宮城県石巻市で肥育経営を手掛ける㈱川村ファーム。

現在36歳(平成28年現在)の川村大樹さんは、こちらの3代目。

仙台牛の若手後継者グループ「仙台牛レボリューションズ」(通称:仙レボ)の中心的メンバーの一人としても活躍しており、東京でのBBQイベントなどにも積極的に参画し、仙台牛のPRに努めています。

 

ルーチンワークも楽しんで行う。川村さんのとある1日

川村ファームの牛舎

肥育経営の基本的な仕事は、朝夕の餌やり、牛の観察、牛舎の清掃などなど、いろいろありますが、そのひとつが肉牛の出荷。

トラックに乗った川村ファームの川村大樹さん

朝5時に起床して、月齢30ヵ月を超えるほどまでじっくり肥育した肉牛をトラックに積み込み、地元の仙台食肉市場へと出荷します。

松島さかな市場の食堂で食事

川村ファームの川村大樹さん

出荷後には、松島さかな市場の食堂で朝食を。

五大堂と川村さん

「パワースポット巡りが好き」という川村さん。

松島にある瑞巌寺

帰りは一種の願掛けのようにして、少し遠回りになる松島海岸沿いを走って石巻市へと戻っていくそうです。

瑞巌寺の本堂

なかでもお気に入りなのが、松島海岸の国宝・瑞巌寺。

瑞巌寺にいる川村さん

肉牛の出荷後に松島を通るのも、この瑞巌寺からパワーをもらうためとのこと。

 

 

意外に自由!?「農家のお嫁さん」事情

川村ファームの牛舎にいる川村さん

川村さんは就農前のアパレル時代に出会った奥さんと、2歳になるお子さんとの3人家族。

奥さんもまた仙台市のアパレル店で働いていましたが、川村さんとともに石巻市に移り住み、現在は専業主婦として生活を支えています。

 

いわゆる「農家の嫁」になると家を手伝わないといけないというイメージをもたれがちですが、まったくそういうことはないそうで、「外で違う仕事をしている人も結構いますよ」と川村さん。

 

川村ファームの川村さん

肉牛業界でも、お嫁さん不足は大きな課題。

川村さんが参加する「仙レボ」のメンバーも半分以上が未婚だといいます。

今年は初めて、「仙レボ」で婚活パーティーを実施。男女10人ほどのパーティーで、コーディネーター役を川村さんが務めました。

 

残念ながら今回は成果が出なかったようですが、「初めてでみんな固くなっていたので、2回3回とやっていきたいですね」と出会いの後押しをしています。

 

この活動が、今後農家のお嫁さん不足問題解消のきっかけとなるかもしれません。

 

仕事おわりには、育てた牛の味を確かめに卸先の店へ

「牛なべ 入間」のお店前にいる川村さんとスタッフ

肥育農家の仕事は、牛を立派に育て上げ、市場で食肉業者に売り渡すところまで。

 

そこから先は食肉業者の仕事ですが、川村さんは自分の手がけた牛、とくに枝肉共進会(品評会)などで高い評価を得た牛は、どこのお店で使われるのかリサーチし、極力食べにいくようにしているそうです。

 

「牧場での状態や血統などと牛肉の出来映えを照らし合わせ、より美味しい牛作りの糧としています。」と、川村さん。

 

牛なべ 入間の割り箸

今回訪れたのは、仙台の数ある牛肉料理店の中でも川村さん一押しの「牛なべ 入間」。

川村さんの育てた仙台牛の牛肉

こちらでは、川村さんの育てた仙台牛の牛肉も取り扱っています。

仙台牛のモモとサーロインの牛なべ

こちらが、仙台牛のモモとサーロインの牛なべ。

関西風のすき焼きとは異なり、牛肉を具材と共に割り下で煮込むスタイル。

美味しい料理にご満悦の川村さん

美味しい料理にご満悦の川村さん。

ビールを持つ川村ファームの川村さん

そんな川村さんのことを、入間の佐藤宏一専務はこう話します。

 

「人柄が良くて、オンオフの切り替えが上手な人。ただ良い牛を育てるだけでなくて、人柄が見えるからこそお付き合いしたいし、熱い男だからこそ、お肉のことを聞いたり今や将来のことを話したりしたくなります。

川村さんの魅力的な人柄と、美味しい牛肉を生み出すための飽くなきこだわり。それが、現在の川村ファームをつくっているのでしょう。

 

アパレル業界からチクサン業界へ

おしゃれな私服の川村さん

仕事おわり、私服に着替えた川村さんはとてもオシャレ。

一目見て、この人を肉牛農家だと言える人は、まずいないのではないでしょうか。

 

「よく牛屋さんっぽくないと言われます。でも、牛屋さんっぽいって何?って思いますね。確かに仕事も大変で臭いもあるし、地味なイメージがある。それがイヤだというのは小さい頃からありました。」

 

そんな川村さんが肥育農家になった経緯は少し変わっています。

27歳まではアパレル業界でサラリーマンをしており、学校も農業高校ではありません。

弟・妹も会社勤めであったことから、長男として実家を継ぐ決断をするまでは牛との関わり合いも手伝い程度でしかなかったとのこと。

 

「将来は3代目でしょ、と言われるのがイヤでした。父も好きなことをやれと言ってましたので。」

 

仙台の街での飲み歩きも、趣味のひとつ

行きつけのバーで飲む川村さん

美味しい牛肉を堪能した後は、行きつけのバーへ。

食べ歩きや飲み歩きは、川村さんの趣味のひとつ。同業者との飲み会にもよく参加されるとのこと。

 

「肉牛経営は、生き物相手なので朝は早いし毎日の仕事ではありますが、夜は比較的自由に自分の時間を持つことができるんですよ。」と、川村さん。

 

飽くなきこだわりが生み出す、最高品質の牛肉

枝肉共進会の授賞式の様子

仙台食肉市場で年に1回行われる最大の枝肉共進会(仙台食肉師匠業務開始記念枝肉共進会)にて、川村さんは平成25~27年まで3連覇。

つまり、川村さんは仙台牛の中でもとくに腕利きの肥育農家なのです。

川村さんの育てた牛

今年(平成28年)行われた同大会でも、川村さんの育てた牛が「第2部:和牛雌」で最高位の名誉賞を受賞。

川村ファームの川村大樹さん

宮城の肉牛業界を牽引する若きホープとして、今後もその活躍が期待されています。

 

※こちらの記事は、肉牛ジャーナルとの連動です。

 

 

㈱川村ファーム

〒987-1101
宮城県石巻市前谷地字根方山85

tel・fax 0225-72-2462

この記事を書いた人肉牛ジャーナル

月刊「肉牛ジャーナル」は、牛を考え牛飼いを思う専門情報誌。(株)肉牛新報社よ り昭和63年に創刊され、全国の肉牛農家の方々に向けて、牛の飼養管理や、和牛の血 統、最新の研究成果など、専門的な情報を発信し続けている。 http://www.nikugyu.sakura.ne.jp/

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