魅力ある土地の、魅力ある豚肉。~しろねポークの故郷・新潟県南区白根~ | どっこいしょニッポン

魅力ある土地の、魅力ある豚肉。~しろねポークの故郷・新潟県南区白根~

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魅力的な名産品には、魅力的な故郷がある――――

国内外の美食家を唸らせるブランド豚・夢味豚(むーみーとん)。

その夢味豚(むーみーとん)からとれるお肉は”しろねポーク”という名で販売されています。その特徴は、豚肉特有のにおいが少なく、ビタミンB1がとても豊富に含まれているということです。この豚の故郷は、新潟県新潟市南区の白根という地域です。今回取材に伺ったこちらの白根地区には、ここならではの風景や文化がありました。

地域によって様々な表情が。美しい冬景色

新潟県新潟市南区の白根の雪景色

まずは、ここ白根で“しろねポーク”を生産している有限会社キープクリーンの代表である、小嶋(こじま)さんに、土地の魅力を伺いました。取材に伺ったのは、真冬の2月。

有限会社キープクリーンのスタッフたち

養豚場周辺には、見渡す限り銀世界が広がっていました。

それでも、この白根地区は新潟県の中では積雪が少ないエリアなんだそうです。

「新潟=豪雪地と思っている方もいるかもしれませんが、実際は地域によって雪の量が全然違うんですよ。」とのこと。

「このあたりでは、踝が埋まるくらいの雪だと大雪だって言われますね。もっと積雪の多い地域だと、これくらいの雪は日茶飯事だと思います。」

県内でも全く違った冬の景色が見られるのも、新潟県の魅力かもしれませんね。

 

新潟の大自然が織りなす雄大な景色

広大な雪景色

この土地ならではの美しい景色として小嶋さんがおすすめするのは、夕日です。水平線のかなた、太陽が沈んでいく様子は、思わずため息が出てしまうほどの美しさなんだとか。

「豚舎の周りは水田に囲まれている土地なので、夏場に山の上から見下ろすと、水田がまるで湖みたいに見えるんですよ。そこに夕日が映り込む様子は本当に綺麗。その風景も、ここならではのものだなと思いますね。」

今は雪一面ですが、ぜひ夏に白根地区に行って、その美しい風景を眺めてみたいものです。

 

自然豊かな土地だからこそ。フルーツの一大産地としての一面も。

白根地区が位置する新潟県南区は、フルーツの産地としても有名です。南区は、雄大な信濃川と中ノ口(なかのくち)川が流れ、肥沃な土壌に恵まれた土地。

洋梨の“ル レクチエ”や、日本なしの“新興”、ぶどう“巨峰”、いちごの“越後姫”など、多くの特産物を送り出しています。また、地区内には6つの観光農園も。県内最大級の面積を有し、フルーツ狩りが楽しめます。

 

江戸時代から続く祭りも。伝統文化の根付く街。

白根大凧合戦

白根地区は、全国的にも珍しい祭りが開催されることでも知られています。

それが300年の伝統を誇る“白根大凧合戦”。この祭りの始まりは江戸中期。白根地区に流れる中ノ口川の堤防改修工事完成を祝い白根側の人が凧を揚げたところ、対岸の西白根側に落ちて田畑を荒らし、これに怒った西白根側の人たちがさらに大きな凧を作り、白根側に落とし対抗したことから始まったといわれています。

大きな凧

この祭りは新潟県無形民俗文化財であり、毎年6月初旬の開催時期には全国からたくさんの観光客が訪れています。

しろね大凧と歴史の館

この祭りに関連して、地区内には“しろね大凧と歴史の館”という博物館があります。

ここでは、実際に祭りで揚げられる24畳サイズの大凧や国内外の凧が展示されているほか、300年にも及ぶこの祭りの歴史を映像や資料で学ぶことができます。ほかにも、祭りの臨場感を味合うことができる3D映像室や、作る楽しさを味わえるミニ凧作り体験教室、作った凧をその場で揚げることができる風洞実験室なども。

 

魅力あふれる土地の、魅力あふれる豚肉

しろねポークの豚

そんな魅力的な土地で生まれる “しろねポーク”をご存知でしょうか。

キープクリーンの小嶋さん

「しろねポークの特徴は、“霜降り”ですね。肉質が柔らかく、脂身に甘みがあり、冷えても豚肉特有の臭みがない。でも、正直に言うと、どんな豚肉でも、料理人の腕次第で大きく変わってくるかなと思っています(笑)。そういう意味では他の豚肉も美味しいし、違いがはっきり分からないことが多いかもしれません。」

「とはいえ、もちろん、育て方や餌にはこだわりを持ってやっていますので味には自信を持っています。そのおかげか、新潟は豚肉の消費量が多く、全国トップクラスなんですよ。」

笑ってるキープクリーンの小嶋さん

そう言って笑う小嶋さん。

冗談交じりの謙虚な言葉の裏には、真摯に仕事と向き合う姿勢と育てた豚への自信が垣間見えました。

しろねポーク

魅力あふれる土地と、そんな土地で真摯に育てられた豚肉。

ぜひ白根地区に足を運んで、土地の魅力と豚の魅力を一緒に味わってみてはいかがでしょうか。

(この記事は2016年2月に取材を行ったものです)

 

→「キープクリーン」のその他の記事はこちらから

 

この記事を書いた人松尾 慧

松尾 慧 某ファッション誌の編集、フリーライターを経て、株式会社トソシオに所属。 現在、Do it yourselfの精神を通して、DIYライフクリエーターが未来の暮らしの知恵を発信し共有するプラットフォーム、 DIYer(s)のエディターを担当。 プライベートは専ら日本酒探訪とフットサルに明け暮れる。

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