競馬ならぬ“競豚”に大爆笑!とことん楽しい豚の祭典 | どっこいしょニッポン

競馬ならぬ“競豚”に大爆笑!
とことん楽しい豚の祭典

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評判の豚肉をBBQ感覚でパクパク。子豚が!親豚が!50mのコースを迷走!? おいしいさ&楽しさ満載の豚の祭典が、山形県山辺町で毎年開催されています。
毎年訪れるリピーター多い「舞米豚まつり」(まいまいとん)とは?

 

“自分の町の豚”もっと知って!

舞米豚のイラスト
「舞米豚まつり」は、2011年に第1回が開催された比較的新しいまつりです。というのも、舞米豚という豚が登場したのは2009年のこと。
舞米豚とは、山辺町産の飼料用米で育てた山辺産の豚を山辺町のブランドにしようと、町が全面的にバックアップして誕生させた、いわば“とことん山辺産”の豚なのです。
山形ピッグファーム社長・阿部秀顕さん

「舞米豚まつり」を発案した山形ピッグファーム社長・阿部秀顕さん

こんな舞米豚が主役のまつりを仕掛けたのは、舞米豚を育てている「山形ピッグファーム」の社長、阿部秀顕さん。始めたきっかけをこう話します。

「地元の人には少しずつ知られてきていましたが、町の人に舞米豚は山辺町の豚、自分の町の豚なんだと、もっとちゃんと知ってほしかったんですね。何か盛り上げるイベントをしないと、とはずっと考えていて、それで舞米豚を食べてもらって、豚とふれあうこともできるものにしました」。

 

手作り感たっぷり!も人気のヒミツ

豚二匹を運ぶスタッフさん

イベントというと、プロの手を借りたりするものですが、「舞米豚まつり」はすべて山形ピッグファームの社員のみなさんが行っています。
舞米豚キャラクター「舞ちゃん」とダンス

現在の社員は38人(2016年2月現在)。実行委員会が主体になって数ヵ月前から企画を練り、食材などの準備から会場設営、運営まで自分たちでやりきります。
子どもたちに大人気の舞米豚キャラクター“舞ちゃん”も社員さんの発案だそうで、まつり当日に舞ちゃんとオリジナルダンスをコラボしたりと、徹底して盛り上げます。
こうした手づくり感、お客様に楽しんでもらおうと奮闘する姿も人気のヒミツに。社員の方たちには、まつりでお客様と直接ふれあえることが仕事への意欲になっているそうです。

 

500人でバーベキュー!おいしさ満喫「焼肉ガーデン」

バーベキュー
500人でバーベキュー

まつりの第1部は、野外で舞米豚を味わう「焼肉ガーデン」です。11時〜13時の2時間、山辺町中央公園を会場に行われます。
定員制にしていますが、それでも500人とすごい人数です。お目当ての舞米豚のお肉約200gに野菜・おにぎり・飲み物が付いた焼肉セット(1人1,000円)を会場でチケットと交換したら、さあ焼肉開始!網焼きは、舞米豚の特徴の甘味とコクが存分に味わえるおすすめの食べ方なんですよ。もっと食べたくなっても大丈夫。会場で舞米豚肉を販売しています。
舞米豚のトラック

とびきりの舞米豚をバーベキュー感覚で家族や仲間と気軽に楽しめると、「焼肉ガーデン」はいつも大賑わい。毎年訪れるリピーターが多いということも、舞米豚のおいしさを物語っています。
秋空の下、500人がいっせいにお肉をほおばる様子は圧巻のひと言です。

 

前に進まない子豚がカワイイ!予想不能の「豚とんレース」

豚とんレースに参加する子豚
特大舞米ドッグ早食い大会

美味を堪能したあとは、山形ピッグファーム本社に会場を移して第2部が始まります。こちらは入場フリーで、メインイベントはなんといっても「豚とんレース」。
親豚レースと子豚レースがあり、どちらも6頭だてで50mのコースを疾走!ではなく迷走します。特に子豚は逆戻りしたり走らなかったり、前進させるのに一苦労。
1等を当てると賞品がもらえるので、「行け行け!」「頑張れ!」と観客の声援にも力が入りますが、どのレースも結果は運任せ。“競豚”なのに予想のつかない迷走ぶりが、カワイイ!おもしろい!と大人気なのです。
レースの合間に行われる「特大舞米ドッグ早食い大会」も、特大サイズのドッグと格闘する挑戦者の百面相目に笑いがはじけ、こちらも大盛況です。

 

気づいてほしい、“カワイイ”を食べていること

子豚だっこの様子

・子豚だっこ
2部の会場には、まつりのもう1つの目的、豚とふれあえるスペースが設けられています。
元気に動き回る子豚を間近で見たり、だっこして記念撮影したり。子豚にふれた子どもたちは目を輝かせ、「カワイイ!」「あったか〜」と素直な感想を口にします。

阿部社長は養豚農家ができることを考えたといいます。

「生きてる豚にさわったことがある人って、まずいないですよね。さわるとあったかいし、臭いもする。養豚農家がやるんだから、子どもたちに実際にふれてもらおう、子豚と楽しくふれあう中で、豚は生き物なんだ、生き物を食べてると気づいてもらえるまつりにしたかったんです」。

またとない貴重な体験ができる「舞米豚まつり」。子どもたちにはもちろんのこと、大人にとっても“命をいただいている“という当たり前のことを思い起こさせてくれる機会になっているのではないでしょうか。

豚とんレース

→「山形ピッグファーム」のその他の記事はこちら

株式会社山形ピッグファーム

http://www.pigtarm.co.jp

  • 営業時間:
  • TEL:023(664)5280 FAX023(664)7708
  • 定休日:
  • アクセス:

昭和40年(1965年)創業 代表/阿部秀顕代表取締役
年商17.8億円(平成26年) 肥育頭数21,000頭
本社:山形県東村山郡山辺町大字根際249
農場:松山農場(山辺町) 東根農場(山形県東根市)
*大規模養豚農家で手がけることは少ないとされる親豚の品種改良を
 自社で行い、より肉質のよい豚の肥育に取り組んでいる。

この記事を書いた人増田 淳子

増田 淳子 ますだ じゅんこ 1956年、福島県郡山市生まれ。大学卒業後、保険会社勤務のかたわら コピーライティングを学ぶ。帰省後、広告代理店勤務、情報誌編集・ ライターを経て1986年よりフリーランスに。広告企画・コピーライ ティング、ライターとして活動。20年前から専門学校講師も務める。

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