新郎新婦が子牛と入場!乾杯はミルクで!村をあげての牧場ウェディングに密着! | どっこいしょニッポン

新郎新婦が子牛と入場!乾杯はミルクで!村をあげての牧場ウェディングに密着!

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福島県東白川郡に鮫川村という人口約3,500人の小さな村があります。

豊かな自然に抱かれた山間の道を歩けば、清流の流れや木々のせせらぎに癒されますが、2018年6月の某日はいつもと少し村の様子が違う……。

村の南にある鹿角平観光牧場に向かうと、そこは多くの人で賑わい、歓喜の声が響いていました。

牧場ウェディング

 

「ガーデンウェディング」ならぬ「牧場ウェディング」!?

清水大翼さんと奥様の奈々さん
牧場に集まったのは、なんと約170人もの人たち。地元の人を中心に、中にははるばる東京からやって来た人もいました。

牧場ウェディング
催しの主役は、鮫川村でジャージー牛を飼育している「ファームつばさ」の清水大翼さんと、奥様の奈々さん。鮫川村出身の大翼さんと山口県出身の奈々さんは、高校卒業後に進学した神奈川の大学で出会い、そこから友だちだった期間も含めて10年来の付き合いの末、2017年の1月にめでたく入籍をしました。

清水大翼さんと、奥様の奈々さん
2人はすでに神奈川県の横浜で両家の親族や友人などを招いた結婚式を終えていましたが、改めて鮫川村で結婚パーティーを行うことを決意。

ここでしかできない結婚式がしたい--

2人の間には以前からそんな強い思いがあったそうです。

清水大翼さんと、奥様の奈々さん
大翼さん「結婚パーティーのコンセプトは『自然』。かしこまった雰囲気ではなく、『牧場』という僕たちらしいロケーションで、子どもから年配の方まで気軽に集まれるようなパーティーを開きたかったんです。

正午を過ぎていよいよ結婚パーティーの幕開け。主役の2人が草原の向こうからピンク色のトラックに乗って登場です!

トラックに乗って入場する新郎新婦
170人が集まったバーベキューハウスは驚きに包まれ、「おめでとう!」と祝福の声が飛び交います。

清水大翼さんと、奥様の奈々さん
会場の高揚感をさらに盛り上げるのは、地元で活動するバンド「うさみんち」の生演奏や、同じく地元でデザイナーとして活躍する「DJ. K」さんによる最高にハッピーなBGM。

うみさんち

DJ. K
村長の大樂勝弘さんも出席し、祝辞では「これまでにはない形式の結婚式で私もワクワクしています!」と興奮気味に語りました。

村長の大樂勝弘さん
祝辞の後はシャンパン……ではなく、ファームつばさのジャージー牛乳で乾杯!

ファームつばさのジャージー牛乳で乾杯
そして、料理も鹿角平観光牧場の自慢のバーベキュースタイル。ドレスコードもなく、カジュアルな雰囲気で170人が思い思いにお祝いムードを楽しみます。

鹿角平観光牧場の自慢のバーベキュー

鹿角平観光牧場の自慢のバーベキュー

 

飾らずキュートな花嫁、奈々さんに170人が釘付け

花冠とベールを飾った奈々さん
今回2人が鮫川村で結婚パーティーを企画した最も大きな理由は、山口県から清水家に嫁いできた奈々さんを地元の人たちに紹介するためでした。

黄色いレースのワンピースドレスに身を包み、頭には花冠とベールを飾った奈々さんは、常にみんなの注目の的。

子どもたちが群がり、憧れの眼差しを向けます。

「ファームつばさ」の清水大翼さんと、奥様の奈々さん
奈々さん「鮫川村に来て1年くらい経ちましたが、普段酪農の仕事では意外とご近所の方と関わる機会が少ないんですよね。結婚パーティーでは、改めて地元のみなさんに『初めまして』とご挨拶する気持ちです。私の顔と名前だけでも覚えてもらえると嬉しいです。」

 

地元だからこそできた手作りの結婚パーティー

巨大レインボープリン
牛乳で乾杯をした後、大翼さんと奈々さんのもとに運ばれてきたのは、巨大なバケツ。

巨大レインボープリン
全員が見守るなか、2人がそのバケツをゆっくり上に持ち上げると……

巨大レインボープリン
目にも鮮やかな巨大レインボープリンが登場しました!

巨大レインボープリン
これも牛乳と同様、ファームつばさの牛乳を使ったミルクプリンで、制作は地元のパティスリーにお願いしたのだそう。

 

何もかもが手作りで、地域の特色を活かした結婚パーティー。

牧場ウェディング

2人が鮫川村で結婚パーティーを開こうと考えた時、大翼さんがまず相談をしたのは、地元の先輩高校の同級生で鮫川村商工会青年部の部長を務める鈴木隆さんでした。

鮫川村商工会青年部の部長を務める鈴木隆さん
鈴木さん「大翼が『鮫川で結婚パーティーをやりたい』と言ってくれたときは嬉しかったですね。自分たちの結婚式をキッカケに地元を盛り上げようという思いを強く感じました。これまでにも商工会で花火大会や「うまいもの祭り」など、さまざまなイベントを開催してきましたが、牧場ウェディングは初の試み。どうなることかと思いましたが、青年部には大工や庭師、デザイナーなど、いろいろな仕事をしている人がいるので、ひとりひとりが得意分野で関わって、手作りのパーティーができました。」

鮫川村商工会青年部のみなさんと大翼さん&奈々さん

▲鮫川村商工会青年部のみなさんと大翼さん&奈々さん。結婚を祝って植樹した桜の木の前で記念撮影です。

 

2人が結婚パーティーで伝えたかった、酪農家としてのメッセージ

つなぎと長靴にハッピを羽織った、酪農家スタイル
パーティーも中盤に差し掛かった頃、2人は中座。まもなくすると、つなぎと長靴にハッピを羽織った、酪農家スタイルのオリジナルコーディネートで登場!

つなぎと長靴にハッピを羽織った、酪農家スタイル
ドレスだけではなく、こんな茶目っ気たっぷりの衣装も着こなしてしまう2人。さすがです。

牧場ウェディング
2人が携えた子牛に大人も子どもも興味津々で近づきます。

牛乳の乾杯から始まり、牛乳のレインボープリンに、子牛を連れた再入場。この結婚パーティーには、「酪農の魅力を伝えたい」という“裏コンセプト”もあったようです。

大翼さん「普段、村の人達に酪農の仕事を紹介できる機会はほとんどありません。鮫川でも酪農をやっている人はごくわずかです。まずは地元の人にもファームつばさの牛乳を飲んでもらったり、牛と触れ合ったりしてもらうことで、酪農をもっと身近に感じて欲しかったんです。。みなさんに理解をしてもらったうえで、これからは独自の方法でさらに鮫川を盛り上げていきたいです。」

奈々さん「酪農は地域の人の助けや理解がなくてはやっていけない仕事。私も地方出身者なので、その感覚はよくわかるんです。この結婚パーティーを機に、今まで以上に地元の人との関わりを大切にしていきたいです。」

ファームつばさの子牛
地元の魅力が120%詰まった手作りの結婚パーティーは、興奮冷めやらぬ中結びの時間に。

開放的な屋外空間で、エッジの効いた演出満載の牧場ウェディングは今後注目されるかも?
何よりも、みなさんの笑顔が印象的な心温まるひと時でした。

大翼さん、奈々さん、改めてご結婚おめでとうございます!
これからも末永く、お幸せに。

ファームつばさ、大翼さんと奈々さん

ファームつばさ大翼さん、奈々さん

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