畜産と稲作が共存。地場で循環する、おやま和牛の魅力 | どっこいしょニッポン

畜産と稲作が共存。地場で循環する、おやま和牛の魅力

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とちぎ和牛やおやま和牛といった高級和牛を生産する栃木県小山市。

畜産と同時に稲作も盛んなこの場所では、その特性を活かした畜産が行われています。和牛の肥育農家・齋藤農場で240頭の肉牛を飼育する齋藤雄志さんにお話を伺いました。

 

地元で取れたワラで育つ牛

栃木県の田園風景

齋藤農場のワラの餌ロール

「この辺りは見ての通り、広大な田園地帯です。稲作農家が田んぼで出たワラを牛に与え、畜産農家はそのお返しに肥料を田んぼに返すという「耕畜連携」により、稲作農家と畜産農家が共存しています。地場で循環させることで、米も牛も、常に安定した品質を保つことができます。牛は餌が変わるだけでもストレスを感じてしまうデリケートな動物なので、この仕組みは大きなアドバンテージになっていると思います。また、ストレスを与えないという意味では、温度の寒暖差ができるだけ少なくなるように、こまめに換気扇を回したり、水に汚物が入っていないか常にチェックしたりと、日常の些細なことに注意して、牛にとって心地よい環境を保っています。」

 

毎日食べるものじゃないからこそ、本当に美味しいものを

齋藤農場の牛舎の牛たち

耕畜連携と日常のこまめな管理によりストレスなく育ったおやま和牛。特別なときに食べる高級なお肉だからこそ、雄志さんは特別な思いを込めて育てているといいます。

牛の世話をする齋藤雄志さん

「和牛って、毎日食べるものじゃないじゃないですか。時々家や外食でごちそうとして、家族や友だちと食べるものだと思うので、そういった時にみんなで心から『美味しい』と、幸せな気分になってもらいたいですね。実際に食べた人の笑顔を見たり、『美味しかった』という言葉を聞いたりすると、本当にこの仕事をやっていてよかったと思います。」

 

まるで芸術品、美しいサシの入ったおやま和牛

おやま和牛は、小山市内にある精肉店「あいざわ」にて取り扱われています。

精肉店あいざわにて取り扱われているおやま和牛

おやま和牛のサシ

きめが細かく美しいサシは、塊肉で見るとまるで芸術品のよう。

その味わいは、肉のことを知り尽くした店長・相沢英之さんも惚れ込むほど。こちらのお店では全国発送も行なっているとのことですので、おやま牛の美味をぜひ体験してみてはいかがでしょうか。

 

精肉店「あいざわ」公式サイト http://aizawa-beef.p-kit.com/page208398.html

齋藤農場の牛たち

 

▶斉藤農場のその他の記事はこちらから

 

齋藤農場

  • 営業時間:要問合せ
  • TEL:0285-38-0428
  • 定休日:要問合せ
  • アクセス:〒323-0068栃木県小山市下初田16—1

■事業内容 
肉牛一貫 飼育頭数:240頭

この記事を書いた人下條信吾

長野県信州安曇野出身・東京立川市在住のフリーライター。カメラマン・ミュージシャン・作詞家など、多方面で活動中。 牧場の匂いを嗅ぐと、祖父が豚と鶏を育てていた頃の、幼い日の記憶が蘇ります。 http://www.karali.info/

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