壮大な自然が育んだ美味にして極上の牛肉の話。 | どっこいしょニッポン

壮大な自然が育んだ美味にして極上の牛肉の話。

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美しい牧草地のパノラマと蒼くきらめく大海原のコントラスト、さらに水平線の向こうにはサハリンの島影が。1000haを超える壮大な地形を背景に、近代的な畜産と酪農を展開している宗谷岬牧場。この最北の地で生産される牛肉が、ことのほか美味なのだとか……。

 

宗谷の潮風が育む自給飼料をたっぷり与えて

宗谷岬牧場の夏の風景

美しく雄大な放牧地をゆったりと歩く牛たちの影。宗谷岬牧場の夏の風物詩です。

宗谷岬牧場の新保常務

「あの牛たちは仔牛を身ごもった母牛です。ああやって一生懸命食べているのは、完全無農薬・無化学肥料で大切に育てた牧草。海からのミネラル分たっぷりの風を受けた栄養価の高さも特徴です。もちろん冬の間に与える乾草なども、家畜の排泄物を肥料として還元した自然循環型を基本に育んだものが主体です」

と話すのは、牧場を案内してくれた新保常務。やさしい語り口から人柄の良さが伝わってきます。

宗谷岬牧場の牛達

「放牧が終わるのは10月下旬。母牛たちは夏の間にたっぷりと草をはみ、健康で元気な仔牛の出産に備えるわけです。現在宗谷岬牧場では交雑種、黒毛和種合わせて年間およそ2,200頭が出荷されています」

 

 

自然の循環と科学の視点の融合から

等級がA4以上の最高ランクの牛肉

こうして出荷される牛肉は、等級がA4以上の最高ランクのものがほとんど。

「宗谷の潮風が育む自給飼料をたっぷり与えているので、脂がほのかに甘いことと、赤身は味がしっかりしていて味わい深いことが特徴でしょう」

おいしさと極上の品質の理由は、自然循環型の牧草だけではありません。

「黒毛和種の人工授精から分娩までを、徹底管理していることも要因ですね。また繁殖牛は道内はもちろん、遠く南九州から資質や増体などが安定した最上級の雄牛の産仔を導入しています。さらに統計データや科学的な見地から、相性の良い数頭の供用種雄牛を選抜して人工授精させているんです」

 

 

宗谷黒牛・宗谷岬和牛のブランドを冠して

宗谷岬牧場の牛

宗谷岬牧場が生産する牛肉のうち、「JA全農」が取り決めた厳格な生産基準(全農安心システム)の生産基準に基づいて飼養管理した交雑種・黒毛和種の肉だけに与えられるのが、「宗谷黒牛」や「宗谷岬和牛」というブランド。この最高峰の牛肉は、著名なホテルや飲食店、首都圏の高級スーパーなどに提供されています。

草を食べる宗谷岬牧場の牛

新保常務も「特にとろけるような霜降りが人気。その道のプロの方からも絶賛されているんですよ」と語気を強めます。

地域活性化の催事

その一方、地元との連携や地域活性化の貢献も牧場のテーマとの考えから、「最北端マルシェ」などの催事にも参加し、宗谷黒牛の焼肉や丸焼きを廉価での提供などにも取り組んでいるとか。

牛の丸焼き

「牧場にいると、消費者の声はなかなか届いてこないもの。イベントに出るとお客さんの“おいしい”という声や笑顔に出会えるからうれしいよね」

道北のブランドから全国のブランドへ。大都市圏から地元の食卓まで。宗谷岬牧場が生んだ逸品食材「宗谷黒牛」「宗谷岬和牛」に求められる役割は、まだまだ高まっていきそうです。

美味しそうな牛肉

→「宗谷岬牧場」のその他の記事はこちらから。

 

農業生産法人 株式会社宗谷岬牧場

http://www.soyamisaki-farm.co.jp

  • 営業時間:要問合わせ
  • TEL:0162-76-2456(本社)
  • 定休日:要問合わせ
  • アクセス:〒098-6758 北海道稚内市宗谷岬328

この記事を書いた人有限会社シーズ

北海道札幌市で、取材編集やデザインワークに取り組むプロダクション。

インタビューやルポから、各種誌面・webサイトの企画制作などのオシゴトをアレコレと。近々、酒場にまつわる下世話なハナシをまとめた『サカバナ』という本を出版する予定。お買い求めいただいた方から「なにこれ?」と評されること、必至であります。

有限会社シーズ http://www.cs-sapporo.com/

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